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【川越少年刑務所を視察しました】

先日、川越少年刑務所を視察してまいりました。
今回の視察は、地元・鴻巣市で子ども食堂を運営されている方からご要望をいただき、尾花あきひと代議士と連携して実現したものです。
日頃、子どもたちの居場所づくりに取り組まれている方だからこそ、
「受刑者の社会復帰はどうなっているのか」
「子どもたちが罪を犯さないために、社会として何が必要なのか」
そうした問題意識を持たれており、私自身も非常に大切なテーマだと感じ、現場を見させていただきました。

川越少年刑務所は、全国65施設の中でも特大規模の施設で、職員数は約400名。
収容定員1,191名に対し、現在843名(受刑者824名・未決19名)が収容されています。
「少年刑務所」という名称ですが、実際には事件当時に少年だった26歳未満の若年受刑者が中心で、初犯かつ改善更生の可能性が高いとされる方々が多く収容されています。
今回、特に印象的だったのが、2025年6月から始まった「拘禁刑」という新たな制度です。
これまでの「懲役」と「禁錮」を一本化し、「懲らしめ」から「改善更生」へと大きく方向転換した制度改正であり、刑務所の役割そのものが変わり始めていることを感じました。
その象徴とも言えるのが、「D課程(福祉的支援課程)」です。
これまでは「累犯者」と一括りにされていた中に、実は発達障害や精神疾患、知的障害など、福祉的支援を必要としている方が数多く含まれていました。
そうした方々を、暴力団関係者などとは切り分け、個別支援につなげていく仕組みが導入されています。
また、川越少年刑務所は、東日本における性犯罪再犯防止指導の中核施設でもあります。
性犯罪受刑者を一度集約し、アセスメントを行ったうえで、適切な処遇や施設振り分けを実施しているとのことでした。
さらに印象的だったのが、職業訓練の充実です。
理容師資格、自動車整備、CADなど、「手に職をつけて社会に戻す」という考え方が徹底されていました。
単に刑に服するだけではなく、再び社会で生活できる力を身につけてもらう。
そうした視点が、施設全体に強く感じられました。
私が特に重要だと感じたのは、出所後の「出口支援」です。
社会福祉士が正規職員として配置され、地域生活定着支援センターと連携しながら、住まい、生活保護、就労支援まで伴走しています。
家族に頼れない方、戸籍や住民票がない方への支援など、現場では想像以上に複雑な課題に向き合っていました。
また、若年受刑者向けの「ユニット型処遇」では、1日の半分を学習や講座、個別面談に充て、一人ひとりに担当職員が付き、日記を通じて対話を重ねているとのことでした。
「管理する」だけではなく、「向き合う」という姿勢を強く感じました。
「罪を犯した人をどう社会に戻すか」
これは刑務所の中だけの話ではありません。
地域の居場所づくり、就労支援、福祉、教育――
社会全体で向き合うべき課題だと強く感じました。
子ども食堂の現場で見えている「生きづらさ」とも、深くつながっているテーマです。
福祉保健医療委員会副委員長として、今回の視察で得た学びを、今後の県政の議論にしっかり活かしてまいります。
ご対応いただいた職員の皆さま、本当にありがとうございました。