桜を守る。埼玉県が「クビアカツヤカミキリ防除実施計画」を策定しました

📢 埼玉県が7月7日、「埼玉県クビアカツヤカミキリ防除実施計画」を策定しました。
県全域を対象に、県・市町村・県民・企業が一体となって、桜や梅・桃を枯らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の防除を進める、5年間の計画です。
私自身、昨年来この問題を県議会で繰り返し取り上げ、「方針を、期限と数値目標を備えた“計画”として具体化してほしい」と求めてきました。今回の実施計画は、その一つの答えだと受け止めています。まずは県が大きく踏み出したことを、率直に評価したいと思います👏
🐞 クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリは、首のように見える前胸部が鮮やかに赤く、体は黒く光沢のあるカミキリムシです。体長はおおむね3〜4cmほど。長い触角が特徴です。
中国などから入ってきた外来種で、幼虫がサクラ・ウメ・モモ・スモモといったバラ科の樹木の内部を食い荒らします。その結果、木を弱らせ、やがて枯らしてしまう恐れがあります🌳
⚠️ 厄介なのは、被害が地中や樹の内部で静かに進むことです。
木くずとフンが混じった「フラス」と呼ばれるものが幹の根元に出てきて、ようやく被害に気づくケースも少なくありません。
また、成虫は生涯で2kmほど移動する可能性があるとされ、放置すれば近くの木へ次々と被害が広がってしまいます🛫
被害は、もう身近なところまで来ています
埼玉県で最初に被害が確認されたのは平成25年です。それが令和8年3月末時点で、県内56市町村・1,391か所にまで広がりました。
公園や道路、学校のサクラ、そして農家のウメ・モモ・スモモなど、私たちの暮らしのすぐそばで、被害が進んでいます。
私の地元・鴻巣でも、花見の名所として愛されてきた鴻巣公園や赤城公園の桜に被害が広がり、住民の皆さんから直接、「あの桜は大丈夫なのか」という心配の声をいただいてきました。
毎年当たり前に咲いてくれる桜が、静かに危機にさらされている。これは決して他人事ではありません🌸
📝この間、私が取り組んできたこと
私はこのクビアカ被害を、地域の重要課題の一つとして、県議会で継続して取り上げてきました。
- 昨年の一般質問で、市町村への補助制度の案内を求め、知事から「使い勝手の良い制度を早期に案内していく」との答弁を引き出しました。
- 地元・鴻巣の桜被害と、住民の皆さんの声を県政の場に届けてきました。
- 今年に入ってからは、県全体を俯瞰した防除の方針を、期限・数値目標・区域区分を備えた「計画」として具体化するよう、繰り返し求めてきました。
一人の議員の力は小さなものですが、地域の皆さんの声と、県議会での議論の積み重ねが、今回の実施計画という一つの形になった。そう感じています✨
6月議会の補正予算でも、クビアカ対策費が計上されました
今回の実施計画に先立ち、令和8年6月定例会の補正予算でも、クビアカツヤカミキリの被害拡大を受けた緊急対策費が計上されています。
- 補正予算額:11億871万円
- 県管理施設の緊急防除:5億1,371万円
- 市町村への防除支援:5億9,500万円
- 対象:県管理136施設、県管理道路・河川の約6,000本
- 内容:被害木の伐採、農薬散布・注入、市町村や住民が行う防除への支援など
特に大きいのは、市町村への補助について、これまで設定されていた上限1,000万円が撤廃されたことです。
これにより、市町村管理施設での緊急防除に加え、住民の皆さんが行う防除に対して市町村が支援する場合にも、より使いやすい形で県の補助を活用できるようになります。
これは、私がこれまで求めてきた「現場で使える支援を、早く、広く届ける」という方向性にもつながる重要な前進です。計画をつくるだけでなく、実際に予算を付けて動かしていく。その意味でも、今回の補正予算は大きな一歩だと考えています💪
🎯 実施計画のポイント
今回の計画の柱を、かんたんに整理します。
- 対象区域:埼玉県全域
- 期間:令和8年7月7日から令和14年3月31日までの、概ね5年間
- 目標:新たな被害木の発生を抑え、将来的な「被害の根絶」を目指す
- 進め方:県・市町村・県民・関係団体・企業が、それぞれの役割を果たして県内一丸で防除にあたる
特に、被害の拡大を防ぐカギは「早期発見・早期防除」です🔍
定着したばかりの初期段階で見つけて対処できれば、被害の広がりを大きく抑えられます。
🙏 お願いです。桜を、みんなで守りましょう
もし、桜や梅・桃の木の根元に、うどんのような木くず「フラス」が出ているのを見かけたら、それはクビアカ被害のサインかもしれません。
ぜひ、お住まいの市町村や県にご連絡ください。
県民の皆さん一人ひとりの「気づき」と通報が、防除の一番の力になります💪
計画ができたことは、ゴールではなくスタートです。
大切なのは、これを絵に描いた餅で終わらせず、現場でしっかり動かしていくこと。6月議会の補正予算で措置された対策費を、県管理施設での防除、市町村への支援、そして住民の皆さんと一緒に取り組む体制づくりへ確実につなげていく必要があります。
市町村への支援の充実、県管理公園での防除の強化、そして住民の皆さんと一緒に取り組む体制づくりを、私も引き続き県政の場で後押ししてまいります。
鴻巣の桜を、埼玉の桜を、次の世代へ🌸
これからも現場から声を上げ続けます。